複層ガラスとは
複層ガラスとは2枚の板ガラスの間に中空層を作りその中に乾燥した空気を注入したガラスが複層ガラスです。中空層が厚いほど断熱効果が高まります。尚、旭硝子株式会社の登録商標であるペアガラスも複層ガラスです。
中空層に、水分が含まれていない乾燥空気を使う事で内部結露を防止します。また、比較的熱を伝えにくい性質も持っている為、乾燥空気が選ばれています。
複層ガラスは断熱効果に優れている為、窓ガラスを複層ガラスに交換する事で断熱効果を高めることができます。
複層ガラス・ペアガラス交換のご依頼・ご相談はガラス屋の窓猿までお問い合わせ下さい。
複層ガラスとエコガラス
エコガラスは複層ガラスの一種で、夏は冷房、冬は暖房の効きが良くなりCO2の排出量が減る為、エコガラスと呼ばれています。
エコガラスは、室内側もしくは室外側の板ガラスの内側にLow-E膜(酸化亜鉛と銀をコーティングした特殊金属膜)があり、このLow-E膜の存在によって通常の複層ガラスよりも断熱効果を発揮します。また、太陽の日差しを和らげる効果や紫外線カットの性能も高まります。
エコガラスは、Low-E膜でコーティングしたガラスを用いた複層ガラスから、Low-E複層ガラスとも呼ばれます。
ペアガラス
ペアガラスは旭硝子株式会社の登録商標であり、断熱複層ガラスです。
2枚の板ガラスの間に乾燥空気を封入している為、断熱性に優れたガラスです。2枚の板ガラスの組み合わせによって、安全性や防犯性や防火性などを高める事が可能です。
真空ガラス「スペーシア」
スペーシアは、日本板硝子株式会社が世界で初めて実用化した高断熱真空ガラスです。
真空ガラスは、2枚の板ガラスの間に0.2mmの真空層を閉じ込め、Low-E膜によってガラスの厚さが薄くて高断熱効果のあるガラスです。厚さは6.2mmですが、厚さ12mmの一般複層ガラスと比べて約2倍の断熱効果を発揮します。また、一枚ガラスと比べると約4倍もの断熱効果があります。
高断熱効果により、省エネルギー・結露対策になります。